児童虐待から子どもを守るために早急な問題の検証と対策の検討を強く要望

平成31年2月定例県議会(本会議)代表質問【その1】

2019年02月28日  公開

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安藤じゅん子の代表質問「児童虐待について」

私、安藤じゅん子は、2019年2月15日の千葉県議会2月定例会にて立憲民主党会派を代表して代表質問に登壇しました。

代表質問では、千葉県の取り組みに関して18項目にわたり質問、要望等を行いました。それぞれの質問項目と当局の答弁をご紹介してまいります。

まずは、1月に起こった野田市の児童虐待死亡事件を受けて、児童虐待に関する県の対応等について質問しました。このような悲しい事件が2度と起こらないためにも、学校、児童相談所、県など関係各所が連携していかなければなりません。

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1:児童虐待について

子どもの安全を最優先に実際の現場で活かせる対応を!

質問の背景

1月24日に野田市で起きた児童虐待による女児死亡事件を受けて、検討対応に関して質問しました。

虐待による児童の死亡事件については、事件のたびに、関係機関において対策強化が図られてきたと思いますが、残念ながら、後を絶ちません。千葉県では2018年5月に会福祉審議会の検証報告書が取りまとめられました。しかしながら、悲しい事件は起きてしまいました。

野田市の虐待死亡事件では、児童相談所が母親へのDVの可能性を認識していたにも関わらず、親族宅での生活を条件に一時保護が解除されました。解除決定をする際に、母親へのDVの調査が徹底されていなかったのではないかと考えられます。

また、2018年9月の定例県議会では立憲民主党は代表質問において、虐待事案が一つの行政機関から他の行政機関に移動していくときに、大きな隙間が生じる危険性を指摘していました。今回の悲しい事件では児童相談所や小学校をはじめとする関係機関の連携は十分だったのかなど、疑問を持たざるを得ません。

さらに、学校の対応などにも疑問が残ります。今にして思えば、冬休み後、長期にわたり欠席が続いた際に、自宅訪問が行われていれば、違った結果になったのではないかと悔やまれます。

安藤じゅん子の質問
社会福祉審議会の検証報告における提言は、現場にどの様に生かされているのか?
答弁(森田健作知事)

昨年5月に出された社会福祉審議会児童虐待死亡事例等検証委員会の報告では、児童相談所の体制強化や虐待診断体制の強化、市町村の要保護児童対策地域協議会の機能強化などが提言されました。

県ではこれを踏まえ、児童相談所の職員を計画的に増員するなどの体制強化を行っているほか、虐待かどうかの判断が難しい場合に社会福祉審議会児童処遇部会において評価いただくための体制整備を行ったところです。

また、市町村からの要請に応じて要保護児童対策協議会に専門家を派遣する「市町村児童虐待防止ネットワーク機能強化事業」の積極活用を促すことにより、市町村要保護児童対策地域協議会の機能強化を図るなど、虐待対応の現場において様々な改善を図ってきたところです。

安藤じゅん子の質問
野田市の虐待死亡事件において、母親へのDVの可能性がある中で、一時保護を解除したことに問題はなかったのか?
答弁(森田健作知事)

一時保護を行った後の解除の判断については、千葉県子ども虐待対応マニュアルに基づき、援助方針会議においてリスクアセスメントを実施し、決定しているところです。

本事案における児童相談所の対応については、今後開催する千葉県児童虐待死亡事例等検証委員会において、一時保護に係る判断の妥当性も含め、詳細な検証を行ってまいります。

安藤じゅん子の質問
今回の虐待死亡事件で、一時保護解除後の関係機関の連携のあり方に問題はなかったのか。
答弁(森田健作知事)

児童虐待への対応においては、児童相談所、市町村、警察、学校等の関係機関が連携しながら援助を行う必要があり、それぞれの機関の機能を活かした役割分担の下に、連携体制を構築して対応することが重要であると認識しています。

本事案における関係機関の連携についても課題の一つとして認識しており、検証委員会において、しっかりとした検証を行ってまいります。

安藤じゅん子の要望
今回の事件では、一時保護解除の是非、関係機関との連携などについて、さまざまな問題が指摘されています。今後、問題の検証が進むと思いますが、子どもの安全が最優先に対策が講じられる必要があります。二度とこのような痛ましい事件が起こらないよう、早急な問題の検証と対策の検討、そして何よりも実際の現場で生かされるようお願いいたします。
安藤じゅん子の質問
県教育委員会が学校や市町村教育委員会に求める「長期欠席」児童生徒への対応はどのようなものか?
答弁(澤川和宏教育長)

県教育委員会では、病気やけがなどの正当な理由がなく連続して欠席している児童生徒について、原則として本人と会い、状況を確認するよう各学校に通知しております。

また、「教職員のための児童虐待対応マニュアル」を作成し、家庭訪問をしても保護者が子どもに会わせようとしなかったり、子どもに関する状況の説明に不自然さがあったりする場合には、虐待の疑いを視野に入れ、児童相談所等の関係機関へ通告することなどを示しております。

県教育委員会では、今回の事案を受け、各学校に通知を発出し、虐待防止に係る取組等について再点検を行うとともに、児童相談所等との連携を密にするよう求めたところです。

今後、野田市や県の検証結果等を踏まえ、県教育委員会としても再発防止の徹底に全力で取り組んでまいります。

安藤じゅん子の要望
欠席の理由が正当なものかどうかは、人それぞれで判断が変わってきます。その間に痛ましい状況にあっているということも考えられます。今回の事案と真剣に向き合って、実際の現場で活かしてもらいたいと要望します。

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