安藤じゅん子登壇 2月議会代表質問の詳細と答弁(停留所の安全性確保対策について)

令和3年2月定例県議会(本会議)代表質問【その12】

2021年02月28日  公開

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千葉県議会2月定例県議会の代表質問に登壇する安藤じゅん子

2月4日、千葉県議会2月定例県議会の代表質問に安藤じゅん子が登壇しました。
会派の議員たちと作成した全12項目の質問と、県執行部の答弁を何回かに分けてご紹介していきます。

質問項目12:停留所の安全性確保対策について

2018年8月に神奈川県において小学校5年生女児がバスを降りて、道路を渡ろうとした際、対向車にはねられ、尊い命を失った交通死亡事故が発生し、「危険なバス停」として大きく報道されました。

この事故を機に翌2019年、国交省は全国にある約40万カ所のバス停の危険度の調査し、実態把握及び安全性の確保対策を講じる事としました。そして、先月29日までに、関東運輸局管内の本県を含む1都7県で、対策が必要とされたバス停は2516か所であることが公表されました。

千葉県には、特に対策を必要とするAランクのバス停留所が90カ所、Bランクのバス停留所が256カ所、Cランクのバス停留所が79カ所、全体で425カ所もの安全性の確保が必要なバス停が存在することが明らかになりました。今後は調査結果を踏まえ、しっかりと安全確保に向けた対策を講じていかなければなりません。

安藤じゅん子の質問
対策が必要なバス停における事故発生状況はどうか。
答弁(楠芳伸 警察本部長)

平成29年から令和元年までの3年間を見ますと、停車したバスを追い越した自動車と横断中の歩行者が関係する事故が1件発生しており、負傷程度は軽傷だった。

安藤じゅん子の質問
安全性の確保に向け、今後、どのように検討していくのか。また、課題をどうとらえているのか。
答弁(楠芳伸 警察本部長)

まず、今後の検討についてですが、国が主体となり、バス協会、道路管理者、自治会及び警察等が協力し、先般、検討会が設置されたところであり、今後は優先順位を踏まえつつ、安全対策が必要な停留所ごとに、バス停の移設・廃止、バスベイの設置、横断歩道の移設のほか、注意喚起等の対策を検討していくこととなる。

また、課題についてでありますが、県警としましては、国及びバス事業者等が、個々のバス停留所ごとに安全対策を検討する際には、県警本部と各警察署が緊密に連携し、当該バス停留所の移設を始め、交通の安全を確保する上で必要な意見を積極的に申し入れていくことが重要であると考えている。

県警としては、本取組とともに、これまで重点的に取り組んできた交通安全教育や「ゼブラ・ストップ活動」を引き続き推進し、歩行者保護意識の更なる醸成を図ってまいる。

安藤じゅん子の要望

今後、それらを踏まえ、検討会において対策を検討していくとのこと、A・B・Cとランク別に公表されたわけであるが、緊急性の高いものや事故が発生した場所等については早急な対応が求められる箇所もあると思われる。
それ以外にも、今後、検討を進めていく上で、責任の所在や、費用負担といったことも課題となると思われるが、これについてはしっかりと国の主導で行うべきと考える。

この調査に関しては全国的に行われていると認識しており、一部先行している自治体では、安全対策がすでに始まっている。
県や県警においては、この会議体のメンバーとなることから、安全対策を講じる事はもちろん、今申し上げた課題についても千葉県の立場としてしっかりと対応、発言いただきたい。

安藤じゅん子の2月議会代表質問項目一覧

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