安藤じゅん子登壇 2月議会代表質問の詳細と答弁(新型コロナウイルス対策について)

令和3年2月定例県議会(本会議)代表質問【その1】

2021年02月15日  公開

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千葉県議会2月議会安藤じゅん子代表質問 新型コロナウイルス感染症対策について

2月4日、千葉県議会2月定例県議会の代表質問に安藤じゅん子が登壇しました。
会派の議員たちと作成した全12項目の質問と、県執行部の答弁を何回かに分けてご紹介していきます。

質問項目1:新型コロナウイルス感染症対策について

2月4日現在、千葉県は新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言下にあり、県下の医療従事者の皆様をはじめ、多くの関係各所が感染拡大防止に尽力しています。
安藤じゅん子が所属する会派「立憲民主・千葉民主の会」では、新型コロナウイルス感染症対策に関わるさまざまな県民の皆様からの要望を踏まえ、1月18日、千葉県当局に対し、医療提供体制を含む緊急要望を提出させていただきました。

そのことも踏まえ、県の対応の現状や今後の方針などを質問いたしました。

安藤じゅん子の質問
地域の医療提供体制全体で連携・協力し、患者を受け止め、医療崩壊を起こさせないための体制整備を協議する必要があると考えるがどうか。また、県としてどのように取り組むのか。
答弁(森田健作 知事)

千葉県では、医療機関の方々と協議の上、全県単位で病床確保計画を策定し、中等症及び軽症患者を受入れる医療機関と重症患者まで受け入れる医療機関とで役割分担をしている。二次医療圏の中には医療機関同士で事前に協議した上で、症状の程度に応じて対応可能な病床を報告している地域もある。

また、新型コロナウイルス感染症から回復した後も入院管理が必要な患者の受け入れ先となる病院についても確保を進め、新型コロナウイルス感染症患者用の病床の円滑な運用を図ってる。

引き続き、必要な方に必要な医療が提供できるよう、県内の全医療機関の御協力をいただきながら、医療提供体制を確保してまいる。

安藤じゅん子の要望

昨日の日本医師会会長の記者会見において、各都道府県に医療関係団体による協議会を立ち上げるという発言があった。県としてもこの動きを注視し対応するよう要望する。

第3波の収束が見通せないが、県はこの間のコロナ対策についてしっかりと検証し、今後の医療提供体制に反映していただきたい。

安藤じゅん子の再質問
国は、新興感染症等の感染拡大時における医療提供体制のあり方を医療計画に位置付ける方向であることから、新型コロナ対策と同時並行で、緊急時の医療提供体制について関係機関と協議する必要があると考えるがどうか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

新型コロナウイルス感染症への対応においては、それぞれの医療機関が持つ機能に応じた役割分担と連携を進めている。

これらの経験を活かして、新興感染症等の感染拡大時における医療提供体制の確保について、関係機関と協議してまいりたいと考えていまる。

安藤じゅん子の質問
新型コロナウイルス感染症の予防接種について、市町村をどのように支援していくのか。
答弁(森田健作 知事)

新型コロナワクチン接種にあたっては、国がワクチンを確保し、市町村が一般の県民への接種を実施していくこととされている。
県では、市町村が実施する県民へのワクチン接種について、広域的な視点から助言・調整などを行うとともに、市町村では対応が困難な専門的な医療相談等を受ける体制の構築を行ってまいる。

今後とも、それぞれの地域における医療体制の状況や課題等を共有しながら、引き続き連携を密にし、県民が円滑にワクチン接種を受けられるよう、市町村を支援してまいる。

安藤じゅん子の再質問
ワクチン接種について、市町村の具体的な進捗状況を県は把握しているのか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

県では、具体的な進捗状況を把握するため、市町村に対し調査を実施している。
1月下旬の調査では、接種券を発行するためのシステム改修については、全ての市町村が実施済み又は実施見込みとしているほか、コールセンターの準備についても多くの市町村で実施済みとなっている。

また、会場や人員の確保などについても、現在検討を進めていると聞いており、県としては、今後も、市町村の状況について、随時、確認しながら、必要な支援を行ってまいる。

安藤じゅん子の質問
コロナの後遺症について、現状、県はどのように認識し、今後、どのように県民の不安と向き合い対応していくのか。
答弁(森田健作 知事)

新型コロナウイルス感染症に感染し、治療終了後などに、体調不良を訴える方が一定数いることは承知している。
国では、後遺症について、国内における発生状況等を含めた研究を開始したと聞いており、県では、今後、国から示される研究成果を適宜、県ホームページに掲載するなど、県民へ正確な情報を発信していくこととしている。

また、治療終了後などに、後遺症が疑われる症状を有する方から相談があった場合には、かかりつけ医や症状に応じた医療機関への受診を案内するなど、丁寧に対応してまいる。

安藤じゅん子の要望

国が発生状況を含めた研究を開始したとのことだが、県としても保健所やコールセンター等の窓口で不安の声をまずはしっかりと受け止め、対応するよう要望する。

安藤じゅん子の質問
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う心の健康問題について、どのような課題を把握し、対策を講じているのか。また、今後の方針はどうか。
答弁(森田健作 知事)

県では、これまで、精神保健福祉センターや各保健所においてさまざまな不安をお持ちの方からの相談を受けてきているが、感染拡大の長期化により「感染が不安で外出できない」、「外出自粛が続きストレスがたまる」などの相談が増加傾向にある。

このため、JR主要駅の「県政ふれあいコーナー」などに不安の解消や相談窓口の周知のためのリーフレットを配架するほか、1月からはSNSを活用した相談事業を開始するなど、より多くの県民の方からの相談を受けられるようにした。

今後も適宜必要な取組を実施し、県民の不安や悩みの軽減を図ってまいる。

安藤じゅん子の要望

保健所や精神保健福祉センター等による相談体制を整えているとのことだが、このような支援策につながらない県民も多いと考える。本当に支援が必要な県民への積極的な働きかけも同時に行うべきと考える。相談待ちではなく、こちらから全県民に対して「大丈夫ですか」「まずは相談してください」と積極的な情報提供や支援をお願いしたい。

安藤じゅん子の質問
感染拡大に伴う児童生徒の心のケアについては、今後どのように充実させていくのか。
答弁(澤川和宏 教育長)

長期の休校による児童生徒の心理面への影響が懸念されたことから、休校明けの昨年6月には、スクールカウンセラー等の相談時間を増やすなど体制の充実を図ってまいった。

これにより昨年6月、7月は一日当たりの相談件数が前年度の約1.3倍に上っており、スクールカウンセラーからは、保護者の経済状況などの家庭環境の変化や、生活リズムの乱れ等による心身の不調に関する相談が多く寄せられているとの報告を受けている。

このため令和3年度は、スクールカウンセラーを小学校で11校増やし176校に、中学校は引き続き全校に、高等学校は4校増やし89校に配置する予定であり、引き続き、きめ細かな児童生徒の心のケアに努めてまいる。

安藤じゅん子の質問
警視庁は緊急対策本部において「警視庁新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を昨年8月に作成し、それに基づき警察職員の感染症対策を実施しているが、県警においては、どのような感染症対策を実施しているのか。
答弁(楠芳伸 警察本部長)

県警では、警務部に専任参事官を統括官とする「新型コロナウイルス感染防止対策プロジェクトチーム」を設置し、同チームを司令塔として、本部・署が一体となった感染防止対策を推進している。

まず、職員の感染防止対策として、検温や手洗いの徹底、執務室内における換気と消毒の実施、遮蔽物の設置、時差・在宅・分散勤務の推進等を行っているほか、現場の警察活動では、ゴム手袋やマスクのほか、必要に応じて防護服を着用している。

また、産業医や保健師と連携し、感染防止に資する資料を本部から発出するとともに、県警幹部が各署に赴いてその浸透状況を確認するなど、職員の意識を高める取組を行っている。

さらに、万が一、職員の感染が判明した場合は、周辺職員の自宅待機などの措置を直ちに講ずるとともに、警察活動に支障が生ずることのないよう、本部の関係所属からの応援派遣を迅速に行っている。

県警としては、引き続き高い警戒心を持ちながら感染防止対策に取り組み、警察態勢の維持に万全を期してまいります。

安藤じゅん子の2月議会代表質問項目一覧

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