安藤じゅん子登壇 2月議会代表質問の詳細と答弁(産業用地について)

令和3年2月定例県議会(本会議)代表質問【その9】

2021年02月25日  公開

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千葉県議会2月定例県議会の代表質問に登壇する安藤じゅん子

2月4日、千葉県議会2月定例県議会の代表質問に安藤じゅん子が登壇しました。
会派の議員たちと作成した全12項目の質問と、県執行部の答弁を何回かに分けてご紹介していきます。

質問項目9:産業用地について

企業誘致を進める上で、産業の受け皿となる用地をしっかり確保し、県の競争力を向上させることは大変重要です。
そのためにも、県が主導的な役割を担った上で、例えば工業用水の活用についての検討や、県全域での産業用地の需要想定などを行いながら、計画的に進めていくことが大切だと考えます。

県内の周辺地域では、働く場がないことにより人口が流出し、活力が失われつつある地域もありますが、高速道路の開通や空港建設のメリットを生かして、企業を誘致し、雇用の場を確保して、地域経済の活性化につなげていくことが重要です。
一方で、企業誘致に必要となる県内の産業用地は、現在、減少しつづけていると聞いています。
交通インフラ整備の効果を地域に波及させるためにも、計画的に整備を進めていく必要があると考えています。

県内において、企業誘致を推進する条件整備を戦略的に展開し、何としても、近隣県との競争に打ち勝っていかなくてはなりません。

安藤じゅん子の質問
交通インフラの整備進展 などを踏まえ、県は産業用地の確保をどのように進め ようとしているのか。
答弁(森田健作 知事)

本県では、交通インフラの整備進展に伴い、企業立地の優位性が高まる中、県・市町村・ 民間それぞれが持つ強みを生かした新たなスキームによる産業用地の確保に取り組んでいる。

その中で、県では市町村に対し、「交通アクセスの良さ」、「用地の規模や価格」、「従業員の確保」など、企業の立地動向に関する情報を提供するとともに、開発に関心のある民間事業者とのマッチングを行うなど、総合調整を進めているほか、道路等の公共インフラ整備に対する補助を行っているところ。

現在、県 北西部の柏市、我孫子市、成田空港周辺の芝山町、横芝光町などで積極的な取組が進められているところであり、引き続き、市町村をはじめ関係機関と連携しながら、産業用地の確保を促進してまいります。

安藤じゅん子の要望

アフターコロナを見据え、 戦略的な産業誘致計画の策定をするとともに、企業ニーズに応じた産業用地の開発に取り組んでいただきたい。
市町村が開発を進める産業用地の建設と販売が円滑に進むよう継続した支援を行うとともに、県が主体となり新たな産業用地の開発に取り組んでいただきたい。
企業誘致につながる産業用地の開発を成田空港周辺の地域づくりに関する実施プランへ具体的に明示するとともに予算化を図り、空港周辺地域への支援策の強化をお願いする。

安藤じゅん子の質問
工業用水道について、工業用水道施設の老朽化対策や耐震対策の取組状況はどうか。
また、各対策による料金への影響はどうか。
答弁(髙橋渡 副知事)

工業用水道施設の老朽化対策及び耐震対策につきましては、平成30年度からの40年間を期間とする「施設更新・耐震化 長期計画」及びその最初の5年間の具体化を図る「中期経営計画」に基づき、取り組んでいるところ。

現在、浄水場の排水処理施設や電気・機械設備の更新、管路の耐震化など、施設の重要度や老朽化の度合いに応じた対策を順次進めており、概ね計画どおり進捗している。

こうした対策を進めることにより、将来的には料金への影響も考えられますが、今後もより一層のコスト縮減に努めながら、計画的な施設更新・耐震化を図ってまいる。

安藤じゅん子の質問
工業用水道について、責任水量制から二部料金制への検討状況はどうか。
答弁(髙橋渡 副知事)

工業用水道料金は、あらかじめ企業と取り決めた契約水量に基づく責任水量制としていますが、実際の使用水量が契約水量と乖離している企業からは、実態に即した料金制度を求める意見も出ている。

このため、使用水量を加味した二部料金制について検討することとし、これまでに他団体の導入事例の調査・分析を行うとともに、受水企業へのアンケート調査などにより 意向の把握に努めているところ。

二部料金制については、現行の制度と比べ企業間で利害得失が生じるなどの課題があることから、今後も受水企業と相互理解を図りながら、料金制度の検討を進めてまいる。

安藤じゅん子の再質問
昇任試験を導入すべきと考えるがどうか。
答弁(石川徹 総務部長)

昇任試験については、実施自治体の試験内容や実施方法における課題も確認しているところであり、県では、人事評価の結果を活用し、職員の意欲や能力等を十分に考慮し、男女の区別なく、適材適所を基本に、登用を行っているところです。

安藤じゅん子の要望

工業用水道については、商工労働部と企業局の連携 強化を図り、産業用地の開発と並行した戦略的な新規売水を推進するよう要望する。
併せて、施設更新や耐震化工事による工水料金への影響をできる限り抑制するとともに、企業が希求する新たな料金制度への改訂に向けて早期の対応をお願いする。

安藤じゅん子の2月議会代表質問項目一覧

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