【小学校低学年】問題集は不要!?中学受験を乗り越える学力を育むには

塾講師Naoの"子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ" vol.18

2017年10月12日  公開

   塾講師Naoの“子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ” 子育てコラム


「高学年になってから受験塾に入るのではもう遅い?」
「中学受験を目指すなら、早期教育や小学校低学年時代からの塾通いは当たり前?」
「……とりあえず、家で問題集をやらせたり、塾に通わせたりすればいいの?」

入試直前になって「あのとき、しっかりやっていればよかったのに」と後悔はしたくない。けれど、今すぐ何をさせれば良いのか、よくわからない……!

そんな保護者の方々からのご相談を受けることが増えてきました。低学年の時代を生きるわが子に、今の時期にさせる勉強とは一体何か。今回は、中学受験を視野にいれた場合の、小学校低学年の過ごし方について考えてみましょう。

 問題集なのか、塾なのか、はたまたあそびや生活なのか。

上手に問題集を活用して伸びる子もいます。

塾に行って、楽しみながらぐんぐん力を伸ばす子もいます。

日々の生活や友だちとのあそびの中で、学びのセンスを身につける子もいます。

一人ひとり、得意な分野や伸ばしていきたい部分は異なるはずです。どんな活動でその力を伸ばすのが最適か、も人それぞれ。そのため、「この問題集をやればいい」「この塾に通えばいい」「塾に行く必要はない」などの“たった一つの絶対的な回答”はありません。しかし、その子にとって必要な・最適な学びを見つけるための道しるべはあります。

 低学年時代に身につけておくべき力とは

小学校1〜3年生ごろまでの時代に身につけておくべきことは、「体験」や「理解」を伴った基礎学力と、勉強体力です。

読み書きの力(知る力・書く力)

話を聞いて、その要旨がつかめる、算数の文章題や国語の読解文章を読んで意味や問われていることを把握できる、知らないことは調べる習慣がある、既習の漢字を書くことができる、スムーズに文字を書くことができ、自分の考えを言葉で表すことができる。

これらの、知ったり書いたりするための力は、学習の土台。ここに苦手意識のあると日々の学びを吸収しにくくなってしまいます。

お絵かきをしたり、文章を書いたり、親子の会話で伝えたいことを筋道立てて話したり、読書をしたり、漢字練習をしたり……。読み書きの力は、これらのような日常生活で高めることができます。問題集などで学ぶよりもずっと自然に、楽しく、知らず知らずのうちに高めることができますよ。

算数や計算の力

ある程度の計算力は、算数好きになるためにも、意欲や自信を育むためにも重要です。焦って学校の進度より先取りする必要はありませんので、今やっていることを取りこぼさないよう、何度も反復演習を行いましょう。

例えば毎朝ミニドリルをする、などの習慣づけができるのならば、問題集を使うのがおすすめです。1回やったら身につくというものではありませんから、毎日行うことを“当たり前”にしましょう。

意欲・集中力

もっとできるようになりたい!と前向きに、自主的に学ぶことができる子は、本格的な受験勉強を始めたときにものすごいスピードで力を伸ばします。また、小学校低学年の時代に失わせたくない力の一つでもあります。

勉強は面倒、勉強は嫌い、どうせできないから、という気持ちが心に広がってしまうと、伸びるものも伸びなくなってしまいます。

その子にとって最適な選択を

低学年の時代に、何をしていけばいいのか?

そんな悩みが出てきたら、低学年時代に身につけるべき力のうち、どの部分を伸ばしていく必要があるのかを基準に選びましょう。選んだ方法が、楽しく前向きに取り組めるものであることもとても重要です。

そういう意味で、その子のことを一番よく知っているお母さんの観察眼と、その子のやる気の方向とを考慮してほしいと思います。高学年の学びに向けて、それらを理解して吸収できる環境を整えてくださいね。


Nao Kiyota

塾講師ライター。子どもたちがもっと夢中で学べるよう、日々格闘中。美容・健康分野でも執筆活動をしている。

保有資格等
教育系:小学校免許/特別支援学校免許/IEEC TEACHER TRAINING CENTER AND OXFORD UNIVERSITY PRESS Teacher Training Program 2013
心理系:メンタル心理カウンセラー/上級心理カウンセラー
健康系:ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト