犬の殺処分ゼロ実現のためにマイクロチップの装着促進を要望
平成28年2月定例県議会(本会議)一般質問の質問と答弁【その7】
2016年03月8日 公開
私、安藤じゅん子は、2016年2月26日の千葉県議会定例会の一般質問に登壇しました。7つの項目について質問内容と、行政の答弁をそれぞれまとめました。
私たちと共に暮らす犬や猫は、単なるペットではなく、ときには高齢者の心のよりどころであり、ときには子どもたちの友達であり、家族です。
命を慈しみ大切にする。安藤じゅん子は犬猫殺処分ゼロを目指すことを政策として掲げており、今回の一般質問の最後の項目として取り上げました。
千葉県の犬の殺処分を減少させる取り組みとして、動物愛護教室などの啓発活動や飼い主からの引取り方法の見直し(引き取り窓口の集約化、有料化、事前相談制に変更)や、関係団体と協力した譲渡活動などがあります。これらの取り組みで殺処分を減らすことに一定の成果をあげていることを評価しています。
しかし、殺処分ゼロを実現させるには、さらなる取り組みが必要です。犬については、飼い主への返還数をあげることが課題であり、返還数を高める取り組みとして、マイクロチップ装着が有効であると考え、質問をしました。
動物愛護について 犬の殺処分ゼロ実現のために
- 安藤じゅん子の質問
「犬の殺処分をゼロにするためにマイクロチップの装着は有効と考えるがどうか?」 - 答弁(古元保健医療担当部長):県で収容した犬が飼い主に返還される割合は約2割と少なく、名札や鑑札が脱落しても飼い主を特定できるマイクロチップの装着は、返還数を増やすことに有効であり、「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」においても普及啓発を図るものとしている。
- 県では、これまで千葉県獣医師会や市町村等と連携し、動物病院や動物愛護教室などでマイクロチップを装着することの利点及び意義について啓発を行ってきた。
- 今後は、犬の入手先として約5割を占める動物販売業者の方とも連携しながら、ポスターの掲示及びリーフレットの配布などマイクロチップの装着の普及に努めていく。
- 安藤じゅん子からの要望
- マイクロチップの装着促進に欠かせない規格、データベースの統一化実現へ向け、県も是非とも声をあげていただき、取り組みを加速いただきたい。できるだけ早期に殺処分ゼロを実現・達成いただきたい。