不本意非正規雇用労働者ゼロを目指した取り組みを県へ要望

平成28年2月定例県議会(本会議)一般質問の質問と答弁【その4】

2016年03月8日  公開

       活動報告 議会報告


私、安藤じゅん子は、2016年2月26日の千葉県議会定例会の一般質問に登壇しました。7つの項目について質問内容と、行政の答弁をそれぞれまとめました。
質問項目の4つめは非正規雇用労働者の正社員化についてです。

日本における非正規労働者全体の人数は、2014年では1962万人で、労働力人口に占める割合は37.4%と過去最高となり、この20年間で倍増しています。

非正規労働には、雇用が不安定になりがちであること、能力開発機会が乏しいこと、処遇に格差がみられること、セーフティネッとが不十分であることなど多くの課題があります。

今回は、労働人口の4割と占める非正規労働者の中でも、特にそのうちの2割にあたるといわれる不本意非正規労働者の正社員化について、県の取り組みについて質問しました。

安藤じゅん子の政策

不本意非正規雇用労働者の正社員化について

安藤じゅん子の質問
「不本意非正規雇用労働者の正社員化について、県はどのように取り組むのか?」
答弁(麻生商工労働部長):正規雇用を望んでいるにもかかわらず、非正規雇用にとどまる、いわゆる「不本意非正規雇用労働者」については、相対的に賃金水準が低いことのほか、働く意欲の低下が本人の能力発揮の妨げとなるなどの問題が指摘されており、その正社員化は重要な課題であると認識している。
県では、県内企業に向けて、知事、教育長、労働局長の連名の文書により、非正規社員の正社員への登用を要請するとともに、希望する若者向けには「ジョブカフェちば」において、正社員としての就職に向けた力を付けられるよう支援しているところである。
また、厚生労働省が策定した「正社員転換・待遇改善実現プラン」を参考として、本年3月中に、千葉労働局は、地域の実情に応じた具体性かつ実効性のある「地域プラン」を策定するとしており、県としても、今後、千葉労働局と連携しながら、国の助成金制度の活用も含め、非正規雇用の正社員化に取り組んでいく。
安藤じゅん子からの要望
ジョブカフェちばの利用者からの相談から吸い上げられた課題を雇用や福祉施策へフィードバックするとともに、市町村の担当課へ取り組み方やノウハウの共有化を図り、本県における不本意非正規雇用ゼロを実現していただきたい。

安藤じゅん子一般質問、そのほかの項目

アーカイブ