保育所などでの児童の安全確保などについて質問しました

令和4年6月定例千葉県議会・一般質問(6月7日)その3

2022年07月14日  公開

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千葉県議会一般質問で再質問する安藤じゅん子

令和4年度千葉県議会6月定例議会において、6月7日、安藤じゅん子が一般質問に登壇しました。
「教育」「福祉」「いのちを守る」という3つの大きなテーマについて県執行部と質疑を行いました。
このページでは、そのうちの「県民のいのちを守る取り組み」についての安藤の質問・要望と当局の答弁について紹介していきます。

安藤じゅん子の質問の録画映像はこちら


保育所の送迎バスについて

保育園などで児童の安全確保の徹底を!

昨年夏に福岡県で、保育園の送迎バスの車内に置き去りとなった児童が熱中症で死亡するという痛ましい事故がありました。
このような事故が二度と起こらないように、保育所における児童の安全確保に関して、現行法の問題点などを挙げ、千葉県選出の小西ひろゆき参議院議員が先頭に立ち、
児童福祉法の改正に尽力してきました。

今国会では、児童福祉法の改正案が審議されていますが、「児童福祉法等の一部を改正する法律案に対する修正案要綱」によれば、家庭的保育事業等及び児童福祉施設並びに一時保護施設の運営について、国が定める基準に従い、条例で基準を定めるべき事項として、「児童の安全の確保」を追加するとなっています。

安藤じゅん子の質問
福岡県で起きた保育所の送迎バスにおける置き去り事故を踏まえ、千葉県ではどのように対応したのか。また、国において、児童の安全を確保するため、児童福祉法の改正が進められているが、千葉県では、今後どのように対応するのか。
答弁(熊谷俊人知事)

福岡県の事故を踏まえ、県では、昨年8月、保育所に対し、送迎バスの乗降時等に園児の人数確認を徹底することなど、保育中の事故防止のために特に留意が必要な 事項をまとめたチラシを配付し、改めて注意喚起を行いました。

現在、国会では、保育所におけるこのような重大事故の発生を防止するため、児童福祉施設の運営基準に「児童の安全の確保」に関する事項を加える児童福祉法改正案が審議されているところです。

県では、改正法の成立後、速やかに、保育の実施主体である市町村と連携し、保育所において、法の趣旨に沿った必要な安全対策が講じられるよう支援してまいります。

安藤じゅん子の要望

児童福祉法の改正に関し、国からの通知が発出され次第、市町村と連携して、迅速かつ的確な対応をよろしくお願いします。


クロスボウの規制について

改正銃刀法によるクロスボウ規制の周知徹底を!

令和2年の6月に兵庫県宝塚市で起こった、クロスボウを使用した殺傷事件をきっかけとして、令和3年6月の銃刀法改正でクロスボウが規制対象となりました。
そして今年、令和4年3月15日に改正銃刀法が施行され、クロスボウは許可制となりました。

安藤じゅん子の質問
銃刀法の規定に基づくクロスボウの所持許可数はどうか。また、県警が実施しているクロスボウの引取りの状況はどうか。
答弁(田中俊恵警察本部長)

令和4年4月末の千葉県公安委員会によるクロスボウの所持許可数は、対象人数はお1人で、3本のクロスボウの所持を許可しており、全て標的射撃用途であります。

改正銃刀法が公布された令和3年6月16日から令和4年4月15日までの間、県警において、213本のクロスボウを引き取っております。

安藤じゅん子の質問
今後、県警はどのように取り組んでいくのか。
答弁(田中俊恵警察本部長)

県警では、

  • 改正銃刀法の施行日である令和4年3月15日以降、クロスボウは原則、所持が禁止され、許可制となること
  • 改正銃刀法の施行日に現にクロスボウを所持している方については、許可申請や廃棄等の措置を執らずに令和4年9月15日以降もクロスボウを所持し続けた 場合は不法所持となること
  • 警察では無償でクロスボウを引き取っていること

などについて、県警ホームページやSNS、広報用ポスター等により周知を図っているところであります。

引き続き、改正銃刀法の内容等について広く周知を図るとともに、クロスボウの所持許可に当たっては、厳格な審査や的確な行政処分による不適格者の排除、クロスボウの不法所持等に対する取締りに努めてまいります。

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