安藤じゅん子県政報告会を開催、2017年2月議会の報告をしました。

安藤じゅん 県政報告会レポート【2017年5月20日】

2017年06月7日  公開

         議会報告


2017年5月20日(土)、松戸市小金原にて千葉県議会議員 安藤じゅん子県政報告会を開催いたしました。市民の皆さまにご参加いただき、県政に関するさまざまなご意見をいただきました。引き続き皆さまの声をしっかりと県政に届けてまいります。今後ともご支援、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

今回の県政報告会では、平成29年2月定例議会にて一般質問に登壇しました内容についての報告と、今後の政策について皆さまのご意見をうかがいました。

医療、保険衛生及び障害福祉行政について

医療、保険衛生及び障害福祉行政については、以下について質問いたしました。

  • 予防接種行政
  • 若年層の骨髄ドナー登録者の推進
  • 胃がん対策
  • ギャンブル依存症
  • 障害者就労施設への発注拡充について

予防接種行政について

昨秋・麻しんや風しんを予防するためのMRワクチンの定期予防接種について接種待機を余儀なくされた県民の皆様から不安の声が届きました。

接種待機の原因として「全県的な不足は生じてないものの、医療機関が保有するワクチン数に偏りが生じて地域があったことが考えられる」(森田知事答弁)とのことでした。

現在の状況としては0~1歳枠のワクチンが待機状況になっているとのことですが、公費で接種できる年齢が定められています。また一定年齢に接種できないと麻しんや風しんに集団感染してしまう危険性があります。

麻しんについては感染力が非常に強く、後期合併症として亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という慢性に経過する脳炎が報告されています。

接種待機が解消されるよう、引き続き対応していきたいと思います。

若者層の骨髄ドナー登録者の推進

昨年、私も骨髄ドナーの登録を済ませました。赤十字献血所にて骨髄ドナーの登録の申請ができます。

骨髄の提供・またはドナー登録ができる条件のひとつとして、年齢が18歳以上、54歳以下で健康な方とあります。例え、適合するドナーの方が数名見つかったとしても実際に移植に至るまでが難しいと言われています。マッチングに時間がかかることや、ドナーの入院が必須だからです。また、ドナーの高齢化も問題になっています。

このため、より多くの若者層のドナー登録の推進を引き続き行ってまいります。

胃がん対策

予防医療のための検査の推進として、胃がん検査について取り上げました。

現在の県健診の胃がん検診は40歳以上(胃内視鏡検査を選択できるのは50歳以上で偶数歳の方です)です。エックス線の検査と内視鏡検査のいずれかを年齢の定めなく選択できるよう推進していきます。

ピロリ菌は胃がん発生のリスクが高いとされています。子育て世代である20~30歳代に対し検査を受け、胃がん発生リスクの軽減や子どもへの感染予防につながっていくことを望みます。

ギャンブル依存症

去年から対策として拡充しています。

外国陣観光客向けのカジノ建設の件での賛否意見の中でも、問題視されているのがギャンブル依存症です。ギャンブル依存症の割合については、9男性:1女性と言われていて、専門医の治療の支援が必要な場合があります。

外国陣観光客向けのカジノ建設が進んだ場合、ギャンブル依存症の人の増加が懸念されています。

障害者就労施設への発注拡充について

県として障害者就労施設への発注が少ないため、不正受給が多発しており、問題となっています。

平成25年障害者の地域生活と就労を進め、自立を支援する主旨で障害者自立支援法が施行されました。障害者施設が行政に助成などを申請する際に、行政の仕組みが縦割りになっているために生じる問題もあったようです。年間の支援金が打ち切られた上での悪循環と言えます。

“障害者がもっと「働ける社会」に””地域の限られた社会資源を活用できるよう「規制緩和」”をかかげ、取り組んでいます。

障害者の雇用を生み出す支援を行っていきます。

教育行政について

「色覚検査」について

色覚検査については、現在学校健診の項目から外れたため、検査受診の判断をするために保護者への周知が重要であるとの観点から質問しました。

色覚検査は色覚障害の児童の認知と日常の環境を整える意味で重要と考えます。特に学校などの教育現場では周りの理解と対応が大切です。(カラーユニバーサル)学校においては、色覚障害がある児童でも黒板の文字が見えやすいチョークの色(見える原料を使用して作ったもの)の導入など、環境の配慮と整備が可能になります。

浦安市においては色覚検査の実施は80%となっており、色覚検査を行うかどうかは、自治体の教育委員会で決定するので、格差が広がっています。統一に向けた取り組みを行っていきます。

また、色覚障害の方が「自分がつきたい職業につけない」といる差別をなくす取り組みも重要です。

「特別支援級の通学補助」について

特別支援級がない学校については、保護者の送迎で特別支援級がある学校に通うのが現状です。現在は送迎についての交通費は実費負担となっています。さまざまな負担を軽減できるよう、千葉県内の学校全校に特別支援級を設置するのを目標としています。

減災行政について

「無電柱化の推進」について

無電柱化は、「景観・観光」、「安全・快適」、「防災」の観点から推進しており、事業については東京都が先駆けて行っています。茨城県日立市やつくば市においては、条例等が整備され、施行や実施に取り組んでいます。

「防災」については大規模災害(地震、竜巻、台風等)が起きた際に、電柱等が倒壊することによる道路の寸断を防止する目的で推進されていますが、県内の実現までにはまだまだ時間がかかりそうです。

「災害時における口腔ケアについて」

安藤じゅんこは歯・口腔保健審議会に所属しています。

避難所での健康に影響する口腔ケアの体制整備・充実化を要望する観点から件の取り組みについて、「避難先においても歯みがきができるよう非常用持出品の中に歯ブラシ含めることを啓発するべきではないか?」との質問に、
「県では災害時においても口腔ケアが重要であること、また歯ブラシを非常時持ち出しの品に加えておくことについてをホームページに非常用持出品の中に加えておくことについて、ホームページなどにより県民に啓発する」(保健医療担当部長)という回答を得ました。

避難所で口腔ケアが正しく実施されてない場合、肺炎になる可能生があるとのエビデンスもあります。

今後も引き続き災害時における口腔ケアについての重要さを拡散していきたいと思います。

「男女共同参画センター」について

男女共参画センターの移転については、昨年12月議会でも様々な観点から質疑が行われました。移転後のセンターの機能を最大限に発揮させるためには、市町村との連携が不可欠であると考え、県と市町村との連携に関して質問いたしました。

女性の活躍を推進していて、実際に女性の活躍は確実に増えています。男女共同参画社会づくりの企画などを実施できる場の提供等、橋渡しとして県と市町村との連携が重要と考えてます。

ご来場の方々からのご意見を頂きました

新総合計画骨組み案の報告(平成29年5月11日)と内容について
地域社会の発展を考えたときに、商業施設の整備などどうなるのかと考えている。商店街の消滅の可能性など。
障害者就労施設への発注拡充について
障害者就労の支援と言っても、重度障害者に仕事を与えるのは難しいのではないだろうか。
共謀罪について
国会で話し合われている共謀罪が成立したら、政府の都合の悪い人は簡単に逮捕できるようになってしまうかもしれないので、とても不安。

千葉県議会、松戸市議会、いずれも議会の見える化を阻む勢力が多数派を占めているのが現状です。
私、安藤じゅん子は県民・市民に対して、わかりやすい政治、議会・政治の見える化を実現するために、仲間とともに邁進してまいります。県民・市民の皆さまにおきましては、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

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