千葉県議会4月臨時議会 新型コロナウイルス感染症対策に関する質疑に安藤じゅん子が登壇しました。

令和2年4月臨時県議会質疑(4月30日)

2020年05月2日  公開

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千葉県議会臨時議会にて、新型コロナウイルス感染症対策について安藤じゅん子が質疑しました

4月30日に開かれた千葉県議会臨時議会で、新型コロナウイルスの県の対応状況について、立憲民主党会派を代表して、私、安藤じゅん子が質疑いたしました。


軽症者等の宿泊施設の確保について

親が感染した場合の子どもたちの保護対策を!

医療崩壊を防ぐために、現在、新型コロナウイルスの感染者でも、軽症者は自宅療養をしている場合があります。自宅療養は家族への家庭内感染のリスクが高く、宿泊施設を確保して、軽症者に療養してもらうべく、千葉県は32億円を専決しました。

そこで、現在の宿泊施設の確保状況や、親が感染してしまった場合の子どもの保護、ケアーなどに関して質問しました。

安藤じゅん子の質問
現在の宿泊施設の確保状況はどうか。また、入室状況はどうか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

宿泊施設の確保については、2,000室を目標としており、これまでに、成田市、千葉市、船橋市、柏市の4つのホテル、計526室を確保
4月29日までに26人を受け入れ、現在の入室者は16人

安藤じゅん子の質問
県として自宅待機者に対する支援はどうなっているか。行っていないとしたら、患者の居住する自治体に支援を依頼し、財政負担を行うべきと考えるがどうか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

入院調整中の者については、保健所が健康状態の把握を行っているところだが、今後は、できるだけ早期に入院治療や既に確保しているホテルでの療養に繋げていきたいと考えている。

安藤じゅん子の再質問
国が、自宅待機者に対して、宿泊施設などを利用していくとの指針を出したが、近親者への感染リスクも含めて早急に行うべきと考える。今後、県はどのように対応するのか。

県では、軽症者が速やかに宿泊施設に移行できるよう、国の指針を基に新たなフローを作成し、各保健所に通知したところ。

安藤じゅん子の質問
 保護者が新型コロナウイルスに感染した場合に児童を保護するため、県としてどのように対応していくのか。
答弁(横山正博 健康福祉部長)

保護者以外の親族等による養育も困難な場合には、関係機関が連携して、県有施設の利用も含め、一時的に保護できる方策を講じてまいる。

安藤じゅん子の要望

保護者が新型コロナウイルスに感染した場合については、県でホテル等宿泊施設を借り上げ、児童相談所の職員を配置して対応にあたるよう要望。


臨時医療施設について

自治体と医療機関のきめ細かい調整のサポートを

千葉県は中等症患者の療養施設として、1,000床の臨時医療施設を開設するための予算を30億円計上しています。この臨時医療施設の整備方針や医療従事者、医療資源の確保に関して質問しました。

安藤じゅん子の質問
臨時医療施設について、どのような整備方針で進めていくのか。
答弁(森田健作 知事)

この施設は、県内において急激な感染拡大が起きた場合等の病床不足に備えるものであり、主に県内の中等症患者の受け入れを想定している。
病床数1,000床を開設する場合、医療スタッフは、医師30名、看護師300名程度が必要と見込んでおり、5月中旬以降の臨時医療施設の開設を目指して準備を進めてまいる。

安藤じゅん子の再質問
施設は1か所か、それとも分散か。また、医師・看護師や医療資機材は確保できているのか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

開設数については、あらかじめ限られた医療人材や資機材で効果的に医療を提供するために、設置は1か所で考えている。
医師、看護師の確保については、今後、臨時医療施設の必要性や役割について丁寧に説明しながら医療関係者等の協力を仰いで参りたい。
また、医療資機材については現在、臨時医療施設として必要な資機材の確保を念頭に、取扱い業者等から在庫や価格、仕様などについて情報収集しているところ。

安藤じゅん子の要望

医師や看護師はじめ医療資機材についても、資源確保に不確定要素がある当該施設は、立地自治体や周辺自治体、地域医療機関とのきめ細かい調整のうえ、執行に当たっては、段階的に進めていただきたい。

安藤じゅん子の質問
転院や死亡された場合等の搬送先や移送手段は確保しているのか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

患者が重症化し、設備の整った病院への搬送が必要となる事態に備えて、あらかじめ開設場所の周辺の病院、管轄する消防本部と協議を進めてまいる。
また、開設される市町村に負担が集中しないよう、開設場所の市町村以外の消防本部や保健所にも協力を呼び掛けてまいる。


地域外来・検査センターの設置について

検査体制を早期整備を要望

新型コロナウイルス感染を検査するPCR検査は、現在、千葉県衛生研究所や県内7つの保健所等において検査を実施していますが、保健所はすでにオーバーワーク状態であり、検査数を拡充するには、保健所を通さない検査体制の整備を急ぐ必要があります。

安藤じゅん子の質問
地域の医師会に運営を委託し、保健所を通さない検査を行う地域外来・検査センターの設置に向けた検討状況はどうか。
答弁(渡辺真俊 保健医療担当部長)

PCR検査については、これまでの帰国者・接触者外来を経由した検査のほか、国が新たに認めた地域の医師会等が中心となり実施する方法が示されたところ。
県では、地域ごとの課題を整理したうえで、地域の医師会等と連携しながら設置を進めてまいる。

安藤じゅん子の要望

県民をはじめ県内自治体から要望の多いPCR検査件数を増やすこと、また今後予想される抗原検査・抗体検査に対しても早期に事業化することを最優先に進めていただきたい。


県内パチンコ店に対する対応について

休業要請の状況を確認

現在、日本国内で問題視されているパチンコ店に関する休業要請の状況について質問しました。

安藤じゅん子の質問
県内パチンコ店の休業状況はどうか。また、休業要請に応じていない場合、どのように対応するのか。
答弁(森田健作 知事)

県では、これまで営業中の店舗を直接訪問し、丁寧に説明するなど、積極的な協力要請を行い、4月28日には公表を前提とした休業要請を行うための事前通知を行った。
昨日までの時点で休業を確約していないパチンコ店は5店。当該店舗がその後も営業を継続している場合は、特措法第45条第2項に基づく休業の措置要請及び店舗名の公表を行い、引き続き、休業するように働きかけてまいる。

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