未導入市町村へちば電子申請システムの活用促進を!
平成29年9月定例県議会(本会議)一般質問の質問と答弁【その6】
2017年10月10日 公開
私、安藤じゅん子は、2017年9月27日の千葉県議会定例会の一般質問に登壇しました。
千葉県議会の一般質問は、質問者(議員)が質問項目すべてを一気に質問し、続いて担当部署ごとに答弁、その後質問者が再質問を行うという、一括質問の形式を採用しています。ホームページでは、各項目ごとに質問内容と、行政の答弁を分かりやすくまとめて掲載します。
4つ目の質問項目は、電子申請についてです。
ちば電子申請システムの利用状況や利用拡大について質問しました。
電子申請について
周知と利活用を推進して
県内すべての市町村で利用できるシステムに!
インターネットに接続できるパソコンや携帯電話、スマートフォンから24時間365日、各種届出や申請などの行政手続ができる「ちば電子申請システム」というサービスがあります。
現在のシステムはクラウドサービスの採用及び県・市町村の共同利用によりシステムの維持管理等の費用削減を実現しています。このほか、行政メリットとして、申請内容を一括データ出力し入力・集計作業を省力化できることや、申請受付フォームを自由に作成して柔軟に利用できるなどがあります。申請内容として必要最小限の情報を入力してもらうこと、データの送受信時には通信経路の暗号化を行うことなど、セキュリティ対策も講じています。
私は、安藤じゅん子は、市民として、市が窓口となり実施している検診の申込時に、電話回線がパンクしていることがよくあり、この共同利用システムの存在を知りました。松戸市では、従前の電話・ファックスによる申込に加え、共同利用システムの利用も行うと方向性が示されましたが、まだ県内自治体においては「ちば電子申請システム」のサービス利用が進んでいないという状況です。
- 安藤じゅん子の質問
- 「ちば電子申請システムの 利用状況はどうか?」
- 答弁(森田健作知事)
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ちば電子申請システムは、県や市町村が実施する健康診査、イベント等の申込手続きを、パソコンやスマートフォンを利用して行うことができるものであり、県及び県内20市町が共同で利用している。平成28年度の利用状況を見ると、手続数は1,321であり、利用件数は約22万4千件となっている。
システムを利用開始した5年前の平成23年度と比較すると、手続数は約1.4利用件数は約5倍に増加している。
- 安藤じゅん子の質問
- 「利用可能な手続きを市町村に周知するなど、システムの利用拡大を図るべきと思うがどうか?」
- 答弁
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ちば電子申請システムについては、県と市町村等が情報システムの共同利用を協議するため設置した「千葉県電子自治体共同運営協議会」において、システムの利用拡大を図ってきたところ、利用団体における手続数及び利用件数は増加している。
一方、未利用団体が、ちば電子申請システムを利用する場合、現行システムからの切替え費用や事務手続きの改正作業などが必要となることから、利用団体の数は横ばいとなっている。
今後は、協議会の場や県のホームページを活用して、利用団体に対して手続きの拡大を促すとともに、未利用団体に対しては、導入に伴う費用対効果や事務手続きに関する助言を行うなど、システムの利用拡大に取り組んでまいる。
- 安藤じゅん子の要望
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引き続き機会を捉え、市町村には積極的に当該システムの周知と利活用の推進をしていただきたい。