チーパスの映画館割引の導入と子ども医療費助成受給券のカードサイズ化を提案
平成29年9月定例県議会(本会議)一般質問の質問と答弁【その4】
2017年10月10日 公開
私、安藤じゅん子は、2017年9月27日の千葉県議会定例会の一般質問に登壇しました。
千葉県議会の一般質問は、質問者(議員)が質問項目すべてを一気に質問し、続いて担当部署ごとに答弁、その後質問者が再質問を行うという、一括質問の形式を採用しています。ホームページでは、各項目ごとに質問内容と、行政の答弁を分かりやすくまとめて掲載します。
ふたつ目の質問項目は、医療・福祉・子育てについてです。
このページでは、そのうちの(3)子育て支援についての質問とその答弁を掲載していきます。
チーパスのサービス拡充について
チーパスに映画館の割引導入を提案
チーパスは、子育て世帯を応援するという事業の趣旨に賛同した企業や店舗で、子育て世帯が各種割引等のサービスを受けられるという制度があります。
一方で、千葉市で長らく事業展開されている「ふれあいパスポート事業」というものがあります。千葉市「ふれあいパスポート」は、児童・生徒の校外活動や夢づくり支援を目的として、市内の学校に通う小中学生が、土曜日などに市内のさまざまな施設を無料または割引で使えるクーポンで、週休2日制の導入された平成4年9月にスタートしました。
このパスポート事業について、千葉市では昨年度、利用者アンケート調査結果等を踏まえ、新たなサービスとして市内5か所の映画館における鑑賞料の割引を導入したところ、パスポート利用者数が1.5倍に伸びたそうです。映画館に対する市からの利用料補填はなく、あくまでも映画館のご厚意で行っているとのことです。千葉市の児童生徒であれば、いつでも市内映画館で割引価格で映画を観ることができ、子ども達の心はもちろん、子育て世帯のお財布にも大変にうれしいサービスだと思います。
そこでチーパスのサービスメニューに全県下での映画館の鑑賞料割引を導入してはどうかという提案をいたしました。
- 安藤じゅん子の質問
- 「チーパスのサービスメニューに全県下での映画館の鑑賞料割引を導入してはどうか?」
- 答弁(飯田浩子健康福祉部長)
- 現在、チーパス協賛店舗数は約7,000件で、この中には料金の割引を行っている映画館も数件含まれている。協賛店については事業の開始以来、毎年新規拡大を図っているところであり、平成27年度は約760件、28年度は900件以上の新規登録を得ている。
今後、映画館運営事業者へもチーパス事業の趣旨を説明し、賛同を得られるよう努めてまいりたい。
子ども医療費助成受給券について
今のサイズに合理性はない!カードサイズ化を提案!
小児医療費助成については、少子化対策として現在全1,741市区町村が導入し、通院については約2割の378自治体は18歳の年度末まで助成を実施しています。
この医療費助成は、医療機関受診時に、健康保険証と一緒に子ども医療費助成受給券を窓口に提示することで受けることができます。この助成受給券のサイズなのですが、旧被保険者証と同じでA6判です。
母子手帳と同じサイズのためお子さんを生んだばかりの頃は違和感を持たない大きさなのですが、やがて母子手帳を持ち歩くことがなくなると、意外とかさばることに気が付きます。お子さんが複数いる方ですと、ひとりに一枚ある助成受給券は大きすぎるという声も届いています。
- 安藤じゅん子の質問
- 「子ども医療費助成受給券をカードサイズ化することはできないか?」
- 答弁
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子ども医療費助成受給券については、平成15年度に「子ども医療費助成事業事務取扱要領」で旧被保険者証と同じ日本工業規格A6と定めた。これまでの間、健康保険証などの各種証明書が、より携帯しやすい大きさに変更されてきている状況を踏まえ、事業の実施主体である市町村の意向を確認した上で、受給者の利便性向上に向けて、関係団体の協力を得ながら、要領の見直しを検討してまいる。