ICT教育?デジタル化?子どもに何を学ばせればいいの?

塾講師Naoの"子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ" vol.19

2017年11月9日  公開

   塾講師Naoの“子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ” 子育てコラム

タブレット

教室で子どもたち全員がタブレットを持って学んでいる姿が“当たり前”になる時代も目前の様子。少なからず授業でデジタル機器を活用していることを子どもから聞いているという人も少なくないのではないでしょうか。

「私はパソコン系に弱いから・・・何をさせればいいか、わからない!」
プログラミングスクールなどが流行っている今、デジタル機器と子どもとの関わり方を考えておきたいですよね。

 ICTとは?

ICTとは、「Information and Communication Technology」(インフォメーションアンド コミュニケーションテクノロジー)の略。情報とコミュニケーションの技術です。

タブレットを用いて塾や通信教育で活用されている「漢字の書き順」を学ぶアプリや「英語のリスニング」教材を思い浮かべるとわかりやすいでしょうか。

学校の授業では、先生や生徒の手元をクラス全員に共有したり、写真や動画を見せながら授業を進めたりするのにも役立てられています。もちろん、今後技術革新が進めばもっと発展的な活用法へとシフトしていくかもしれません。

 親が子に教えるべきことは…

学校でデジタル教材を使用することが当たり前になると、「家にもないといけないかしら・・・」「私、教えられないけれど!」と不安になってしまいますよね。

確かに、パソコンやタブレットが家庭にあったほうがより身近に感じて使いこなすことができるようになるでしょう。一方で、親が教えないといけないか、というとそうとも限りません。

好奇心の塊である子どもたちは、ものさえ渡せば自分からあれこれと試して黙っていても使いこなすようになっていきます。赤ちゃんでも、スマホを手渡せばすぐにゲームの立ち上げ方や動画の見方を覚えてしまいますよね。

 育てたいのは「活用しよう」と考える力

どんなに素晴らしい技術でも、今できることを繰り返すだけでは進歩しません。

子どもたちに求められているのは、技術を使って新しいものを考え、生み出すこと。使い方を教えてあげるよりも「これを使ったら、何か別のことが便利にならないかな?」「こんなふうにも活用できるんじゃない?」と新たな可能性を考える習機会をたっぷりつくってあげましょう。

可能であれば、実際に試してみたり(こういう目的意識があると、プログラミングを学ばせる意義も高まりますね)、自由研究としてまとめたりさせると良いでしょう。

 ゲームに没頭するのでは意味がない

電子機器を手渡すと、没頭してしまいがちなのが「ゲーム」です。もちろん、全くやってはいけないということではありませんが、ゲームだけに没頭して学びを深める子はとても少ないのが事実です。

将棋や囲碁などのゲームと、戦隊モノのゲームとではまた話が違うこと、ではありますが…。

 実際のコミュニケーションも忘れずに!

情報機器が便利になると、少なくなってしまうのが実際に触れ合う経験や実際の声で言葉を交わす機会。子どもたちは親の愛情をたっぷり受けることで心と身体を発達させます。便利だからと文字やスタンプ、動画で思いを伝えるのではなく、生身の関係性を密に築いていきましょう。

こういったコミュニケーション力は、これからの社会で情報機器を活用したコミュニケーションが増えるからこそ、家庭で伸ばしたい力でもありますね。

 情報機器の便利さを享受するのではなく活用する力を

生活が便利になる技術や機械を手渡したら、「この時代に生きていてラッキーだね」で終わらせずに「これをもっと使いやすくするには?」「こんなことにも活用できるかも!」と発展的に考える機会や環境を整えましょう。

幼児期のうちから最先端技術に触れ、その便利さを享受する子どもたちだからこそ、未来へ繋がる可能性を秘めています。
教えるよりも、自分で考えなさいと手渡す。これが一番の刺激かもしれませんね。


Nao Kiyota

塾講師ライター。子どもたちがもっと夢中で学べるよう、日々格闘中。美容・健康分野でも執筆活動をしている。

保有資格等
教育系:小学校免許/特別支援学校免許/IEEC TEACHER TRAINING CENTER AND OXFORD UNIVERSITY PRESS Teacher Training Program 2013
心理系:メンタル心理カウンセラー/上級心理カウンセラー
健康系:ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト