もっと大きな声で発表して!人前で恥ずかしがらない子にするコツ

塾講師Naoの"子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ" vol.11

2017年03月9日  公開

   塾講師Naoの“子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ” 子育てコラム


「うちの子、恥ずかしがり屋でもじもじしてしまい、皆の前で発表したり大きな声で答えたりするのが苦手です。もうすぐ4年生になるのに……。どうしたら、勇気をもって堂々と人前で話せるようになるのでしょうか?」

お母さまからこのようなお悩みをいただくことがあります。もうすぐ次の学年に上がる子どもたち。新たな学年に向けて「堂々と人前で話すことができる」ことを目標に掲げているご家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自分の考えをはっきり伝えることができるようになるための環境やコツについてご紹介します。

正解・不正解ではなく、自分の考えを発信すること自体に価値がある

大勢の前で発表する際に、発表内容が「あっている(正解)」か「間違っているか」に重きを置く環境は、子どもたちが自由に発想し、発表する機会を逃してしまいます。

まずは、考えを発信することが大切。考えを発信することで新しい発見をしたり、他の意見と合わせてより良いアイディアへとレベルアップさせたりすることができます。そのことを知っている子は、思いついたことを発表することに抵抗感を抱きません。

一方で、「正解を言うことが素晴らしいことだ」と思い込んでしまうと、「間違っていると恥ずかしいから……」と発表する勇気が持てません。「言おうかどうか考えている間に、他の子に言われちゃった!」と発表する機会をどんどん逃してしまう子も。

考えを自由に、活発に発信することができる環境づくりは、子どもたちの考える力や表現する力を伸ばすのにとても重要なことです。

「わかる人、手を上げて!」「それは違います。他にわかる人いる?」などと正解を求める言葉がけをするのではなく「いいアイディアやヒントを集めたいと思います!まずはどんどんあげていこう!」「どう思う?」などと“考えを発信していい”と思える状況を作ることが大切です。

「皆に認められる」体験をする

考えをどんどん発信することが歓迎される環境をつくった上で、実際に発表してみて、「自分にはできる」と実感することが大切。

やってみたことがないことや、できた経験がないことは、大人でも緊張したり、不安になったりするものです。どんな小さな意見でも「言ってくれたおかげで、新しいアイディアが思い浮かんだよ」「その考えもあったかぁ!(驚いと感動を込めて)」と拾い、伝えてあげることで、考えを伝えることが嬉しく、楽しくなっていきます。

まずは家庭から広げましょう!

このことは、ご家庭でも一緒です。どんな考えでも一度受け入れてくれるという安心感は、子どもに挑戦する勇気を与えます。ぜひ、今日から「間違っても大丈夫。違ったら、みんなで他の方法を考えればいいだけだよ」「○○くん(ちゃん)の考えも聴きたいなぁ。お母さん、なかなか思いつかなくって……」などと、意見を受け入れる環境であることが伝わる言葉がけを意識してみてください。

家で意見を言うことができた体験が、学校などでの発表意欲、そして勇気につながります。

「できない」という思い込みをなくす

人前でうまく話せない人や、もじもじしている子どもの多くは、「どうせ言っても……(聞いてくれないかも、役に立たないかもしれない)」と話すことに肯定感を抱けずにいます。ぜひ、「自分はできない」ではなく「やってみよう」「できるかも!」と思えるような環境づくりや、言葉がけを意識してみてください。

「こんな小さなことでも、言っていいんだ!」と気づくことで、前よりもずっと話すことに抵抗がなくなっていくはずですよ。


Nao Kiyota

塾講師ライター。子どもたちがもっと夢中で学べるよう、日々格闘中。美容・健康分野でも執筆活動をしている。

保有資格等
教育系:小学校免許/特別支援学校免許/IEEC TEACHER TRAINING CENTER AND OXFORD UNIVERSITY PRESS Teacher Training Program 2013
心理系:メンタル心理カウンセラー/上級心理カウンセラー
健康系:ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト