集中力が続かない!宿題に向き合える子に育てるには?

塾講師Naoの"子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ" vol.9

2017年01月16日  公開

   塾講師Naoの“子どもの力をぐんぐん伸ばすコツ” 子育てコラム


「学校の宿題を、しっかりできないんです」
「つきっきりでないと嫌がるばかりで、一人では問題集に向き合えません」
そんなご相談をよくいただきます。子どもはもともと集中力が短いもの。その子の特徴に合わせて短い時間にギュッと集中できるようにすることが、成功のコツです。

お子様は、どのタイプですか?

子どもを教えていてつくづく感じることは、勉強を「したくない」・「できない」理由は、一人ひとり違うということ。その子自身のつまずきに気づくことが、対処への、そして改善への第一歩です。

一人で勉強ができない子の多くは、次のような弱さをもっていることが多いです。“なぜ”やらないのかがわかれば、どう対処していけば良いかが自ずと見えてきます。

「できるけれど、面倒」タイプ

やればできる、だから努力する必要はない。ここぞというときは頑張るから、今はやらなくてもいいでしょう、というタイプ。テストの点は悪くないんだけれども、満点はどうしても取れない…!という子も多いです。だいたいできればOKという意識が大きく、さらなる高みを目指しません。

そんな場合は、より早く・より正確にできるようになることの楽しさを感じさせてあげましょう。少しでも前よりよくなったことは、見逃さずにしっかりと褒めます。タイムや正答率を記録して、スモールステップでクリアできるように目標を設定しましょう。

「わからないからやりたくない」タイプ

本当はできるようになりたいし、宿題(や問題集)だってやりたい。けれど、読んでもよくわからないからと諦めているタイプ。

わからないことがない学年・単元にまで遡って、基礎的な知識や考え方を理解できるように復習しましょう。「わかる!」「できる!」問題が増えていくことで自信がついて、自主的に課題に取り組めるようになっていきます。

「楽しくないから続かない」タイプ

宿題や問題集なんて、つまんない! テレビやゲームの方が楽しいもん。勉強なんて、しなくたって死んだりしないでしょ? などと、ネガティブな発言が多いタイプです。

ゲームなどの勝負ごとが好きな子には、一緒に問題を解いて競争することで楽しく取り組めるようにするのがおすすめ。勉強そっちのけでのめり込んでいる趣味がある場合は、宿題をやったら、好きなことを思いっきりやってOK、と勉強の先に楽しさを感じられるようにするのもいいですね。

「やるけれども、身が入っていない」タイプ

問題を解いている間に他のことに気を取られてしまい、せっかく取り組んでいるのに間違いばかり……。そんな場合は、まず目の前のことに集中できるようにすることが大切です。

タイムを計ったり、制限時間を設けたりして他のことに意識を向けられないようにするというのも一つの方法です。一方、問題の難易度や問題数が大きすぎて集中力が続かないという場合には、「3問だけやろう、その代わり、満点にしないとダメだよ」と、少ない問題数でも自分の力で確実に解けるように背中を押してあげましょう。

「甘えん坊」タイプ

やらなきゃいけないことはわかっているのだけど、大好きなママがそばにいるとつい甘えてしまうタイプ。

これまで、やらなくても見過ごしてきてしまった、というケースも多いです。受け入れたり、支えたりするだけでなく、「○○ならできるって知っているよ。待っているからね」とできるまで見守り続ける姿勢も大切。終わるまでは絶対にやめないとうルールを揺るぎないものにしましょう。

目標を決める際には……

どのようなことに困っていて、どうしてできないのか。ここを明確にすれば、改善策や目標を決定しやすくなります。このとき大切なのは、子どもの意見に耳を傾けること。お子さまとの会話から得意・不得意をつかんで課題を調節できるといいですね。また、自分から宣言しておこなうことには、やらされていることよりもずっと集中しやすいもの。「自分で決めた。だから責任をもってやり抜こう」と思える強い意志を引き出しましょう。


Nao Kiyota

塾講師ライター。子どもたちがもっと夢中で学べるよう、日々格闘中。美容・健康分野でも執筆活動をしている。

保有資格等
教育系:小学校免許/特別支援学校免許/IEEC TEACHER TRAINING CENTER AND OXFORD UNIVERSITY PRESS Teacher Training Program 2013
心理系:メンタル心理カウンセラー/上級心理カウンセラー
健康系:ダイエットアドバイザー/リンパケアセラピスト